京薬会ビジョン策定のご報告とその概要

　2025年5月24日開催の京薬会代議員総会において、ビジョンの内容についての報告と詳細説明を行い、7月26日の役員会において承認を受け、「京薬会ビジョン」が正式に策定されました。京薬会は長い歴史を持つ同窓会組織ですが、近年は卒業生のつながりの希薄化や組織の持続性に関する課題に直面して参りました。このような状況を踏まえ、京薬会が今後も魅力ある組織として発展し続けるための方向性を示すものとして、今回策定されたのが「京薬会ビジョン」です。
　このビジョンは、会員の声をもとに構築されたものであり、京薬会の原点に立ち返り、あるべき姿を中長期的により具体的なものとし、新たな価値を創出するための指針となります。
 
　今回策定されたビジョンは、「会員ファースト」「親睦」「大学への支援」「社会への貢献」の4つのキーワードに集約されます。
 
　在校生も含むすべての会員が主役となり、「所属していてよかった」と思えるような組織づくりを目指し、世代や職域を超えた交流の促進、薬学を通じた新たなネットワークの構築、さらに母校である大学との連携強化による教育・研究・地域活動の支援、薬学の専門知識を活かした社会貢献も盛り込まれています。
 
　京薬会ビジョンの策定に伴い、会員ファーストの実現に向けた具体的な施策が動き始めています。まず、「表の『ビジョンを実現するための基本施策』第1項」では、会員同士のつながりを強化するための取り組みが進められています。具体的には、京薬会リンクを中心としたコミュニティ形成や、アクティブメンバーによるネットワークの検討、支部長・支部間の連携強化、さらには関西地区薬剤部長ネットワークの支援など、多層的なつながりの構築を目指しています。
 
　また、「表の『ビジョンを実現するための基本施策』第3項」では、京薬会と母校との関係をより深めるための施策が始動しています。大学との相互支援体制を話し合う連絡協議会の設置、ふるさと実習への組織的支援、各種イベントへの協力など、実践的な連携がすでに動き出しています。
 
　今後とも、持続可能な体制基盤の再整備や、京薬スピリットの醸成、そして薬学を通じた社会貢献について、会員の皆様の声を反映しながら積極的に取り組んでまいります。ビジョンを共有し、会員のパワーを終結した強い組織へと変わりましょう。ご協力をお願いいたします。
 
『京薬会ビジョン　』