会長の挨拶

新年度を迎えて
京都薬科大学京薬会
会長 西 野 武 志
(昭和43年卒、45年修士)
会長 西 野 武 志
(昭和43年卒、45年修士)
この度4期目の会長に就任させていただきましたが、本年度(2020年)はコロナウイルスの流行で5月に支部長会・代議員総会を開催することができず、支部長・代議員の皆様には書面表決やご意見をお寄せ頂き誠にありがとうございました。6月より新年度の活動に入っておりますが、京薬会が大きく飛躍する年度になるように会員の皆様共々とご一緒に頑張りたく、何卒宜しくお願い申し上げます。
新年度の3年間に解決したい事項は京薬会誌No.152(2020年8月号)の「令和2年度 京薬会代議員総会」に掲載しておりますが、その中で特に重要と思っている項目は終身会員制の問題です。以前、関西地区で卒業とともに終身会員になっている大学があることを知り、大学に申入れたところ、まず卒業生が範を示すべきとの指摘があり、2012年に終身会員制の導入に至りました。現在、終身会員は約3,000人となりましたが、終身会員の数が増えれば増えるほど年間の会費納入額が減少してきており、特に一昨年より顕著になってきております。財政運営の健全化に向け、このまま終身会員制を継続していくのか、見直しが必要ではないかと役員会で議論を始めました。
会員が関心を寄せ、魅力を感じる京薬会事業の推進と最新で有益な情報の発信や相互の交流を行い、在学生と卒業生のオール世代での京薬会組織活動の活性化を目指したいと思いますので、是非会員の皆様からの様々なご意見やご提案を頂ければと存じます。
京都市内を散策していた時にお寺の入り口に「2度と会うことが出来ない今日の一日」という言葉が書かれていました。また、坂村真民の詩に「大切なのは かってでもなく これからでもない 一呼吸 一呼吸の今である」とあります。これらの意味する事は「一日一日、一時間一時間を大切に努力して生きなさい」という事になります。今後、京薬会が解決していかなければ問題が多くあり、一日一日を大切に取組んでいきますで、会員の皆様も京薬会の精神「千里同風、万里同心」を忘れずにご協力・ご指導を宜しくお願い申し上げます。
(2020年7月)
昭和20年1月生まれ、京都市出身。京薬大で中澤教授・微生物学教室で卒論・修士修了。
1968年3月 | 京都薬科大学薬学部卒業 |
1970年3月 | 京都薬科大学修士課程修了 |
1970年4月 | 塩野義製薬㈱中央研究所勤務(1972年退職) |
1982年8月 | コッホ研究所(西ベルリン)にHumboldt財団の奨学生として留学;83年10月帰国 |
1987年4月 | 京都薬科大学 教授(1972年 同助手、1975年 同専任講師、1981年 同助教授) |
2004年4月 | 京都薬科大学 学長(2010年3月定年退職) |
2010年4月 | 京都薬科大学名誉教授・特命教授 |
1990年~2013年 | 学校法人京都薬科大学 評議員(~2013年)・理事(~2010年) |
1990年~2011年 | 京都薬科大学京薬会(本部役員、名誉会長) |
2011年~現在 | 京都薬科大学京薬会 会長 |