関東

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京薬会東京支部会報告


 2年に一度(西暦奇数年)11月第3日曜日に、東京都千代田区アルカディア市ヶ谷(私学会館)にて行っている「京薬会東京支部総会」を、今年も開催しました。当日、急な気候変動により体調を崩され欠席となった方が数名いらっしゃいましたが、出席者は昭和39年卒業の大先輩から平成29年卒業のフレッシュまで合わせ、過去最高78名を得ることができ、大変盛況に行われたことを報告いたします。
 
 初めまして、本年より久米光先生の後任として、京薬会東京支部長を拝命しております蛯谷大介と申します。どうぞよろしくお願いいたします。昭和63年卒業、研究室は製剤学、クラブは硬式野球でした。
 
 当日は支部総会に先立ち、私より3つのお話をさせていただきました。
 
<1.同窓の有難さ>
 同窓って本当に良いですね。私事になりますが、約30年前新卒MRとして広島県に赴任した際、生まれた地でもない場所で右も左もわからず困っている私を助けてくれたのは京薬の先輩方でした。京薬の同窓というだけで親身にお付き合い頂き、いろいろなことを教えていただきました。とてもお世話になり大変感謝しております。この時、同窓の有難さを感じ、今後も同窓を大切にしていかないといけないと強く感じたことを記憶しています。
 
<2.東京支部の特徴>
 東京に異動後、すぐに京薬会東京支部に参加させていただきました。今度は、自分が同窓の方に恩返しする番でした。
 東京支部のお仕事を進めて行く中で、東京支部の他に無い特徴があることが分かってきました。それは、同窓の方の職業分布の多様性からくる世界観の広さです。他の地区と同様、病院・薬局での薬剤師業務や製薬会社のMR業務だけでなく、首都東京を中心とする集まりであることから、国の機関や、企業(製薬、CROなど)の中枢業務に携わる方々が多くみられることでした。このため、支部総会でのお話しも多岐に渡り、患者さんに直結する「服薬指導の最も良い方法は?」、「残薬問題をどうすべきか?」などに加え、「国の医療情勢は今後どうなるのか?」、「製薬会社の新薬開発状況はどうなのか?」などのスケールの大きなことを含んでいました。まさにお薬にまつわるバリューチェーンの全てを含むものです。これは他では見ることができない素晴らしい特徴だと考えています。
 
<3.皆さんへの期待>
 今後も更に、東京支部の特徴を活かし、京薬会という集まりを通して、多くの活動を実践していければ素晴らしいと思います。そのためには、皆さんの協力が必要です。私たちは「場」を提供いたします。どうぞ、2年に一度の東京支部総会にご参加ください。そして多くの同窓の方と出会い、語らい、輪を広げてください。その中で皆で良いものを作っていきましょう。次回は2019年11月17日(日)です。今すぐ、スケジュール確保をお願いします。多くの方のご参加をお待ちしています。どうぞよろしくお願いいたします。
 
 文末で恐縮ですが、一点お詫びがあります。今回の支部総会案内葉書送信時に、複数名の方への発送が漏れていました。通常、京薬会費を納入されている方全てに送っているのですが、そこに漏れがありました。原因は究明中ですが、今後そのようなことがないように努めます。申し訳ございませんでした。
 
 最後になりますが、これまで京薬会東京支部を長く支え、この素晴らしい同窓の輪を構築くださった久米光先生に厚く御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。久米先生にはご挨拶の寄稿をお願いし下記に掲載しておりますので是非ご覧頂きたいと思います。
 
それでは次回、皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
 
2017年12月吉日 京薬会 東京支部長 蛯谷大介
 
 
 
<久米先生のご挨拶>
 この度は思いがけず、会員の皆様から立派な花束を頂戴し誠に有難う御座いました。大変貴重な紙面を頂戴し、お礼とご挨拶を申し上げます。
 私、この5月を以て京薬会東京支部の代議員および支部長を退任させて頂きました。大変長い間、皆様にはご協力、またご尽力頂き、本当に有難う御座いました。
今回は、蛯谷大介新支部長を軸として新旧の代議員の方々を中心に開催の準備が進められた訳ですが、京都から西野京薬会会長、学校法人京都薬科大学土屋理事長並びに後藤学長にご来臨頂き、また多くの支部会員の方がたにご出席頂きました事、重ねてお礼を申し上げます。
「京都薬科大学京薬会東京支部という一家の和合」が、より充実したものとなります様、今後とも皆様の親睦・連携・人脈形成の輪を広げて頂きます様、切にお願い申し上げます。
 今後刻んで行かれます時の流れが皆様、それぞれにとって更により素晴らしいものとなります事を心から祈念申し上げ、お礼とご挨拶に代えさせて頂きます。本当に長い間、有難う御座いました。
京薬会 前東京支部長 久米 光
 

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