会長の挨拶

平松会長
  京薬会会長就任のご挨拶
 
京都薬科大学京薬会   
会長 平松(山本)信祥
(昭和45年卒)




 「千里同風、万里同心」を旗頭に、種々の改革を遂行されました西野会長の後を受け、この度「京薬会会長」の重責を仰せつかりました平松信祥でございます。
 私は、1970年に京都薬科大学薬学科を卒業し、直ちに武田薬品工業に入社、医薬開発本部に配属となり、定年退職するまで医薬品の臨床開発に携わり、その後も製薬企業の医薬品等の開発を支援する開発業務受託機関(CRO)の社長、医療機関等治験施設支援機関(SMO)の顧問を経験の上、岡山大学病院新医療研究開発センター教授を経て、広島大学臨床研究開発支援センターの臨床教授として、現在も医薬品等の研究開発に関与いたしております。
 なお、実家が薬問屋・薬局を経営していたことから、薬剤師を目指し、教室は内藤教授の調剤学教室、クラブは内藤教授が顧問をされておられた陸上競技部出身でございます。
 京都薬科大学との関係は、西野先生が学長に就任された時から、非常勤講師として、「医薬開発論」の講義を2017年まで担当しておりました。
 京薬会には、西野先生が会長に就任され、小生も役員の末席を頂いてから、現在に至っております。
 京薬会会長としては、西野前会長の改革を継続させて頂くと共に、学生会員及び若い会員の帰属意識を高めるためにも、昨年から実施しております「学生との交流会」をより発展させるとともに、新しく「キャリア支援事業」を立ち上げ、会員間の交流を活性化して参りたいと存じます。私の、製薬企業、CRO、SMO及びアカデミアでの経験が、少しでも若い会員の方々のキャリア形成にお役に立つ事が出来れば、幸甚に存じます。
 大学の廃統合化の流れの中、単科大学としての存続を図るためには、伝統校としての特徴を活かす、例えば「ふるさと実習」等、全国に支部を持つ京薬会と大学の支え合いが必要です。全国の地域、種々の職種(医療機関、役所、企業、薬局等)で活躍される卒業生で組織される京薬会は、他大学では見られない、大きな強みでございます。新コロナ禍も峠を越え、今年度から支部総会、同窓会を活発に実施いただき、会員の交流を高めて頂きたいと存じます。
 本年は、京薬会が発足して、80周年となります。新役員の皆様、会員の皆様のご協力を得て、京薬会の更なる発展に努めて参りたいと存じます。
私は、平日は京都から遠い広島に在住し、会員の方々には大変ご不便をおかけいたしますが、副会長はじめ役員の方々のご支援を頂戴し、会の運営に当たりたいと存じます。
よろしく、お願い申し上げます。
 
〔略 歴〕
昭和22年生、京都薬科大学 昭和45年卒業
武田薬品工業㈱臨床開発部長
京都薬科大学非常勤講師
日揮ファーマサービス㈱取締役社長
岡山大学大学院医歯薬総合研究科教授
川崎医科大学付属病院治験・先進医療センター参与
岡山大学病院新医療研究開発センター  シニアリサーチマネージャー
(現在)広島大学病院臨床研究開発支援センター  診療教授(令和 4 年 4 月~)
 
〔京薬会〕

京薬会幹事・監事・副会長歴任(平成23年5月 ~令和2 年5月)
会長(令和5年5月~)