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京薬会について

 京都薬科大学の前身は、明治の初期に京都府ドイツ人お雇い技師・教師ルドルフ・レーマン博士の教えを受けた門人有志18名から成るレーマン会および京都市民が出資して明治17年(1884年)に設立した京都私立独逸学校(仙洞御所南の鍛冶屋町)であります。後に、化学と調剤の知識・技術の習得を目的としてその医学予備科から明治25年(1892年)別科として薬学科が独立しました。場所は、本能寺東側(現在の京都市役所東側ホテルオークラ付近)であります。
さらに、西洋医薬品の製造・管理のための化学技術の習得を教育の中心とした京都薬学校として1898年(明治31年)秋月町(または秋築町;現在の京都会館西の疏水べり))に移りましたが、この時期に薬学校女子部が置かれたという記録があります。1919年(大正8年)京都薬学専門学校に昇格し、校舎や教育の規模もかなり拡充されています。次いで、1932年(昭和7年)山科に移転し、第二次大戦後の1949年には京都薬科大学(山科区御陵)に昇格・変身して参りました。また、1965年(昭和40年)には大学院薬学研究科修士課程の設置が全国に先駆けて認可され、その12年後の1977年(昭和52年)には大学院薬学研究科博士後期課程を設置し、これらは薬学教育研究機関(University)としての本格的な発展の契機となりました。20世紀終わり頃から行われた医療制度の改革に基づく薬剤師の社会的役割の変化により薬学部教育関連の法律が改正されたことにともない、京都薬科大学では医療薬学教育研究に重点をおいた6年制薬学部を単独設置し、今日に至りました。2010年現在、創立126年の歴史を有しており、この間、今日までに約21,300名の卒業生を輩出し、我が国の化学・薬学の発展に各方面で貢献して参りましたことは、卒業生の大きな誇りとなっております。
 このように本学は卒業生の有志および市民の尽力によって設立されただけでなく、その後の幾度かの廃校の危機においても卒業生や市民の出資等によって支えてられてきたため、多くの大学とは少々異なった特徴のある歴史を有しております。したがって、今日においても学校法人京都薬科大学と京薬会は一心同体となって京都薬科大学を支えており、京薬会は単なる「学生時代の懐かしさを共有する仲間集団」としての同窓会とは異なった使命・意味をもっています。
一方、同窓会がいつ結成されたかは明確ではないが、明治23年(1890年)に卒業生の間に同窓会機能をもった「京都薬学同志会」なる組織が発足し、その翌年には同窓会誌第1号「京都薬学同窓会誌」が発行されています。現在、同窓会は「京都薬科大学京薬会」と改称され、会誌も「京薬会誌」と名称が改められました。今日では、会誌のみならずWEB上でも同窓会サイト(https://www.kpu-aa.com/)を開設し、会本部と同窓生間の双方向の情報交換・共有を図っております。現在、京薬会は、卒業生・大学教員・教職員経験者有志・外国人留学経験者有志および他学出身の論文博士学位取得者有志を会員とし、また現役学生を会員と同列に見なして、計約19,600名の会員から成っております。
 さて、同窓会には、青春時代を同じキャンパスで過ごした経験を共有する仲間集団、同じ分野の気のおけない専門家集団、信頼できる情報の提供、広い人間関係の構築、卒業生あるいは教職員として在籍してきた大学の後輩育成や設備充実・発展への助力、そして同窓会活動を通じての社会貢献 などの機能があると考えられます。人との連携が薄れ、過剰・雑多な情報が錯綜する時代の中で、信頼できる仲間としての同窓会の役割は見直されるべき価値があります。しかし、同窓会活動の基礎にあるのは、自分の利益や単なる郷愁あるいは義務感ではなく「ボランティア精神」であり、「母校および社会への貢献」が同窓会を支える人々の共通意識として定着する必要があります。
 現在、京薬会はこのような認識と創立126年の誇りを基本におき、同窓会としての求心力の向上を図りながら、母校への支援活動、医療人としての卒業生薬剤師の資質向上のための生涯教育活動、卒業生・全国地域の会支部・会本部間の双方向情報交換などの活動を通じて母校および社会へより高いレベルで貢献することを目指します。目下の主な活動・事業を以下に列記します。

<現在の京薬会の主な活動・事業>
  • 会誌の発行(年2回)およびWEBサイト開設による情報交換
  • 代議員総会、支部総会、京薬会選出評議員懇談会、事業委員会の開催
  • 本部役員会、本部常任幹事会の開催
  • 母校・在学生への多種・多岐にわたる支援・協力事業
  • 市民公開講座の開催
  • 卒業祝賀会の開催
  • ホームカミングデーの開催
  • 京薬グッズの考案・頒布
  • 会員名簿の維持・管理
  • 会員の災害支援
  • 会員・在学生の栄誉表彰
  • 関連各種団体との情報交換